息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)になっちゃった。

このブログは、 野球をやっている息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎と診断されてから、 手術、そしてリハビリを経て、復帰に至るまでを記録していくことを目的としています。 基本は自分と息子の為のものとなりますが、 同じ症状になっている方の一助となれば幸いです。

緊張と集中

代打は超緊張するとのこと。

外から見ていて、そうは見えない。
打席に入るまで、打席に入ってから、投球の合間の仕草を見ていても、緊張しているとは思えない。

これは、相手に「自分は緊張していない」ように見せているとのことらしい。


では、打席に立ったらどうしているの問いに、

「(投げてくる)ボールに集中している」と回答。


ん・・・?

この集中が原因ではないか?

例えば、持っているボールを見せて「今からこのボールに集中しなさい。」というと、大半の人は目を大きく広げてボールを凝視する。
凝視するということは、体に力が入っている状態・・・


つまり緊張状態である。
体に余計な力が入れば、思うように動かせない。


筋肉に力が入った状態で違う動きをする場合、一旦その筋肉の力(緊張)を抜いてから、動く。
緊張状態では、脳は「このイメージで打ちなさい」と命令しても、一旦力を抜いてから動き出す為、わずかであるがどうしても時間のギャップができる。

野球は0.1秒台のスポーツなので、このギャップは動きに大きく影響がでる。

ただでさえ、緊張している状態にさらに集中しようと凝視すれば、体はガチガチでカチカチのはず。
これでは、思ったような動きはできない。

なので、以下をアドバイスした。


打席に入る前に、今の状況を再確認する(例:6回、4-2で負け、1アウトランナー2塁。この回から投手が変わった等)
前の打者を見られる時間があれば、前の打者に対してどのような投球をしたかを確認。
また、代打で出る以前から、常に投手が球を投げる時に「1」。バッターが打つときに「2」と心の中でつぶやく。
自分の打席でも、投手が投げる時に「1」。自分が打つときに「2」と唱える。


自分がガチガチになっているのを自覚しているのであれば、体の力を抜く。
とはいっても、簡単には抜けないので、一度全身の力を思いっきり入れてから、ぱっと力を抜く。
そうすることで力は抜ける。


このアドバイスは、遠い昔、私の顧問の先生の受け売り。
ちなみに私はテニス部だったが、野球でも通用するでしょ。きっと(笑)。