息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)になっちゃった。

このブログは、 野球をやっている息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎と診断されてから、 手術、そしてリハビリを経て、復帰に至るまでを記録していくことを目的としています。 基本は自分と息子の為のものとなりますが、 同じ症状になっている方の一助となれば幸いです。

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)について③ ~軟骨から見るOCD~

ど素人が、何の前知識もなくOCDについて調べ始め、最初は「????」状態でした。

(今でも全容は判っていませんが/爆)

OCDは骨から軟骨が剥がれ落ちる症状です。
離断性と文字はありますが、軟骨炎という炎症のような名前です。

炎症????
むしろ剥離だろ?
ということで、今回は、軟骨についてです。

≪軟骨とは≫
軟"骨”と骨の文字がありますが、骨とは全く違う成分でできています。
骨の成分:70%カルシウム、20%コラーゲン、10%水に対し、
軟骨の構成成分は、60~80%水、15%~20%コラーゲン(Ⅱ型)、3~5%プロテオグリカン、1%ヒアルロン酸
なんかCM(サプリの通販)で聞いたことがある成分がありますね。
でも、軟骨のサプリといえば・・・・

グルコサミンとコンドロイチンが浮かびますが、グルコサミンは、プロテオグリカンを作り出す原料で、コンドロイチンは、プロテオグリカンの構成する成分とのことです。

話を元に戻します。
軟骨は、固いゴムのように弾力があり、表面はなめらかだそうです。
骨と骨を繋ぐ関節を覆っていて、クッションの役割や関節の曲げ伸ばしを少ない摩擦でできるようにしています。
(この摩擦は、いまだ人工的に再現できない程の小さな摩擦だそうです)

≪軟骨の特徴≫
【神経がない】
軟骨には、神経がありません。
神経がないため、痛みを感じません。
なので、少し傷がついたぐらいでは、痛くないのですね。
先回、OCDは、痛みを感じた時には遅い。と書きましたが、
これは、剥がれた軟骨の小さい欠片に体の防衛機能が反映をして、炎症がおきる為と言われています。

つまり・・・
細かい軟骨が剥がれる。←この時点では痛み無し。
軟骨の小さい欠片に体の防衛機能が反応→炎症が起こる。
炎症が起こることで痛みが発生。
となり、痛みを感じる=既に軟骨が剥がれている(もしくは剥がれかけている)
ということですね。

【自然治癒しない】
軟骨は自然治癒しないそうです。
軟骨には血管がないため、治療用の細胞や、細胞を増やす為の栄養素が運ばれないからです。
その為、一度損傷してしまうと、自力では治癒しません。
但し、軟骨細胞には増殖する能力があるそうです。