息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)になっちゃった。

このブログは、 野球をやっている息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎と診断されてから、 手術、そしてリハビリを経て、復帰に至るまでを記録していくことを目的としています。 基本は自分と息子の為のものとなりますが、 同じ症状になっている方の一助となれば幸いです。

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)について②




先回は、OCDについてどのような症状なのかを説明しましたが、今回は、この障害のやっかいな所についてです。

【痛みがない】

一番やっかいな所は、初期症状において、痛みを感じないということです。
その為、痛みがでた場合は、もはや手遅れのケースが多いことです。
理由は簡単で、軟骨には神経が通っていないので、傷んでも痛みを感じないからです。
ある調査では、痛みが出て病院を受診した子の約70%が中期以上の状況であったそうです。
早期発見の為、定期的な検診(検査)は必要かと思います。

【OCDと診断されない】

その検査ですが、超音波エコー検査がOCDを見つけやすいと言われています。
息子の場合、最初X線(レントゲン)でOCDと診断されず、たまたま行った接骨院でエコー検査を受け、OCDの可能性を示唆され、再度検査をしています。
OCDは野球肘全体でわずか2%ですので、仮にOCDであったとしても、なかなかOCDと診断されないかもしれませんね。
では、最初どのように診断されたかというと・・・・

特に病名?は聞いておりません。

肘の外側の痛みで代表的なのは、上腕骨外上顆炎ですので、レントゲンで軟骨の異常がみられない→上腕骨外上顆炎と診断されたのかもしれません。

【上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)】

テニス選手に多いことから、テニス肘とも言われています。
テニスのバックハンドで痛みが生じるそうです。
ただ、テニスの場合、フォアアンド、サービスで痛みが発生する場合もあり、バックハンドテニス肘とも言われています。
こちらは、軟骨ではなく、筋肉の炎症です。
原因は、過度な使用ですが、30~50歳代のテニス初心者に多く発症されるそうで加齢による衰えも原因のひとつです。
治療法はOCDと同じく「保存療法(局所安静)」です。
野球選手はいない訳ではないそうですが、そう多くはないようです。