息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)になっちゃった。

このブログは、 野球をやっている息子が上腕骨小頭離断性骨軟骨炎と診断されてから、 手術、そしてリハビリを経て、復帰に至るまでを記録していくことを目的としています。 基本は自分と息子の為のものとなりますが、 同じ症状になっている方の一助となれば幸いです。

新たなる試練か?! 前鋸筋の痛み

息子が、投げると右わき辺りがなんかおかしいと訴えてきた。

よくよく聞くと痛みのようだ。

特別の試合の時に少し変だと思ったらしい。
その後の練習では、痛みを感じなかったそうだが、最後に行われた練習試合で、再び痛みがでたそうだ。

「痛いという訳はないけど、なんかおかしい」とのこと。

なので、リハビリで通う接骨医に相談するよう話をした。

一緒に行った妻によると、
「どの辺が痛い?」と聞かれたそうだが、痛みの箇所がどうも曖昧のようで、肩をくるくる回したり、シャドウピッチング等様々な動きをして、ようやく特定した。
どうやら、痛みはぜんきょきん(前鋸筋)とのこと。

送球の際に無意識に肘をかばってしまい、他の筋肉に負担がかかったのかもしれない。
元々巻き肩なのも影響しているのかもしれない。

前鋸筋マッサージとともに、鍛え方とほぐし方を教えてもらったようだ。

今回の痛みは、発生するのが試合の時のようで、本人は全力で投げていないと否定するが、
試合独特の緊張感がそうさせてしまうのではないかと思う。
よく指導書には『練習は試合のように。試合は練習のように』と書いているが、実際にこれは難しい。
例え練習試合であっても、存在する独特な緊張感を練習で再現することは不可能に思える。
通常練習+筋トレが始まっている為、帰ってきた時の疲労感が今までと違っているが、練習試合で1回だけ打席に立ち、その後守備につき、1回打球を処理しただけの方が、何倍も疲れているように見える。

最後の練習試合



特別な大会後、練習試合の予定は2試合だったが、1試合は雨で中止となった為、これが最後の試合。

息子は、A戦では、3塁コーチを務め、8回に代打として出場し、その後ライトの守備についた。
守備機会は1回。ランナーなしでのフライだった。
代打では三振。

先回の試合で三塁打を打ったので、期待していただけにガックリ。(たかが1本で期待しすぎ)

B戦ではスタメンとして登場、3番センターだった。
相手投手は、シュートを多投する投手のようで、(ストレートがシュート回転しているのか)
そのシュートが少し沈んでいるようだ。
その影響か、うちの右打者のうち、3人が自打球で自滅した。
その為、センター→ライト→3塁→レフトと守備位置が変わった。

1打席目
一度もバットを振ることなく四球を選ぶ。

2打席目
空振り三振。
本人曰く、あれはシンカーだったと。

3打席目
ライナーでセンター前ヒット。
特別な試合を除き、復帰後の練習試合で初のヒットを打った。

4打席目
前の打者2人がクリーンヒット。押せ押せ状態での打席。
引っかけて1塁ゴロ。気負いすぎ!

と4打席1安打だった。

守備機会は、センター、ライト、3塁では打球処理なし。
最後に守ったレフトでは、味方投手がばててきたのか、打球処理が多く。
1回の守りで4本飛んできた。ゴロ処理(ヒット)1回。フライ処理3回と難なく守った。

もうこれで3ヵ月対外の練習試合はできない。
最後に試合に出られて本当に良かった。
春には完全復帰するはず。
この冬をどう過ごすかが非常に重要だ。

あとは栄養だ!

部活は、すっかり冬トレの状態。


すでに子ども達から「ウエイトリーダー」。通称「リーダー」と呼ばれている部長先生の指示の元、トレーニングを行っている。
本格的なトレーニングを始めたばかりなので、まだ目に見えた効果の実感はないようだが、うちの息子に関して言えば、このままではダメだと思っている。


ここで・・・・

レーニングで効果がでない理由

・トレーニング方法が違う。
・休息(睡眠)が少ない
・栄養が足りない。

だそうだ。


息子で検証すると、
レーニング方法は、自分で勝手にやっている訳ではなく、リーダー公認であり、リーダーの厳しいチェックが入るので、間違っていないと思う。
休息に関しても、リーダーから休息の重要性を説かれているそうで、休息(超回復)を加味したスケジュールが組まれているそうだ。
そして、睡眠にいたっては、トレーニングを始めてから、早く長くなった。「宿題をちゃんとやってるのか?」と妻が心配している程だ。

なので問題は、栄養。

ただでさえ、息子は食が細い。特にトレーニングが始まってから、家に帰っても「食べたくない」と。
無理矢理食わせるのだが、量は少ない。
この間、体重を測ったら、58kgだった(身長はたぶん172cmぐらい)

父さん(私)の体型をみれば、太るのは簡単なはずだが(笑)、トレーニングが始まってからは、体重が落ちているそうだ。
遺伝に頼るわけにはいかない。
このままでは、折角のトレーニングが水の泡だ。

苦肉の策で用意したのが、プロテインサプリメント
ちなみに私はサプリメント否定派だ。
栄養は、食べて摂れば良いと思っている。


サプリメントは、あくまで栄養補給の補助的役割でしかないのです。

と言っている、

しかし、背に腹は変えられない。
プロテインサプリメントを息子に持たせることにした。

使用しているサプリメントは、クレアチン、グルタミン、BCAA。
全てタブレットで一緒に練習直前に飲むように言っている。
プロテインは水で溶かすもの。こちらは練習後に摂るようにと。

あくまで急場しのぎ。根本的に変えていかないといけないが、どうしたら良いか判らない。

練習メニューの変更

特別な大会が終了した。


高野連の規則では、11月いっぱいまでは練習試合ができるが、期末試験があるため、11月中旬からは、部活自体もなくなる。
残りの練習試合は2試合となった。

これと同時に練習メニューも変更となった。

【大会前まで】
放課後グラウンド集合。グラウンド練習を行った後、16:45から全体で筋力トレーニング及び体幹レーニン

【大会後】
放課後の練習から、3つの班に分け、グラウンド練習、筋力トレーニング、体幹レーニングとローテーションを組む。
グラウンド練習は監督が指導し、筋力、体幹レーニングは部長先生が指導するそうだ。

つまり、筋力&体幹レーニングに時間が飛躍的に増えることとなった。

毎日、息子が疲れ切って帰ってくる。

なんかちょっと楽しい。

特別な大会2日目

前日、1日雨が降った影響で、グラウンドがぐちゃぐちゃの状態。

その為、2試合行われる予定が急遽1試合のみとなった。

対戦相手は、練習試合であたっている。
この時は確か引き分けだった。
チームとしての実力は五分五分だと思う相手だ。

今回、相手先発投手は1年生で息子と出身中学が同じ。
中学3年時には同じクラスだったそうだ。
ただし、違うリーグの硬式野球チームにいたので、お互いの野球における素性は判らないとのこと。

息子はこの日もスタメンではないものの、7回守備からライトを守り、5-1で4点リードの8回、1アウトランナー2・3塁で打席が回ってきた。
その2球目。息子の打った打球は、レフト線にライナーの長打コースへ。
走者一掃のタイムリー3塁打となった。

ようやく打てた。

特別な大会 初日&二試合目

2試合目の対戦相手は、県大会出場校。この大会出場校で最も強いチームとの対戦となった。


こちらは、1回戦でエースを使ってしまった為、この試合で出場することはできない。
圧倒的な差がつくかと思ったが、相手も1試合目にエースを投入した関係で、この試合はエースではなかった。
試合は、6-4で敗れたものの、善戦したと思う。

息子は、7回代打から出場しライトの守備についた。
1打席目:1アウトランナーなし。四球を選び出塁するも、後続が倒れ1塁残塁のまま。
2打席目:先頭打者。初球を3塁線にセフティーバントで1塁セーフ。
秋の公式戦以来のヒットだった。
セフティーバントは、サインではなく自らの判断だそうだ。
打席で3塁手が後ろで守っているのに気づいてのセフティーバントだったそうだが、打撃絶不調である息子の苦肉の策だと思う。

出塁後は、次のバッターの初球に2盗を決め、2球目に3盗を決めた。
捕手から3塁への送球がそれる間に、ホームを踏み、実質1人で得点を挙げた。
2盗の際に相手捕手の送球が良くないこと、全く投手がランナーをケアしていないことが判った為の3盗とのこと。

ただ、この時点で6-3で負けていたので、3塁でうろちょろしようと思っていたそうだが、捕手の3盗の送球が大きくそれてしまった。
結果として、1点をもらったものの、塁上のランナーがなくなり、バッターには2ストライクという結果が残っただけだった。

息子の足であれば、ヒット1本で2塁から帰ってくることができるので、3盗は仕掛ける必要はなかったのでは?と話した。
守備機会は1回だけ。ランナーなしでのライトフライ。捕球のみ。

特別な大会 初日&第一試合

※このブログは約1カ月遅れ進行です。この試合は11月に行われていることを注記します。


今日は初日。1日で四試合組まれている。
1試合目に勝ては、2試合できるトーナメント式である。

時間短縮の為に、試合前のノックは各チームがそれぞれ行うのではなく、両チームが一緒にノックを受けるという、プライベートな大会ならではの少し変わったノックを見せてもらった。
対戦相手の選手が自分の目の前で受けている訳で、こころなしか通常の試合前のノックより盛り上がっていた感があり、楽しく見させてもらった。

1試合目、相手は秋季大会1回戦で敗退している。
しかし、その1回戦は私学との対戦で、最終回まで4点リードし、金星目前だったチームだ。
中学時代のチームの同級生が2人いて、既にレギュラーポジションをつかんでいる。
試合前:同級生より「お前出られるの?」と聞かれたそうだ。
私も、お父さんから怪我の状況について聞かれたので、復帰即レギュラーというわけにはいかないでしょ。
と回答しておいた。

試合は、練習試合ではボロボロだったエースが快投し、6-1で勝利。

あれ?チーム間違えた?と思うほど、練習試合とは全く違うチームとなっていた。
息子が少年野球時代には、「高校野球は大人だ。」と思っていたが、やはりまだメンタルが主を占めていることをつくづく思った。

息子はスタメンではなく、7回まで3塁コーチを務め、8回の代打で出場し、そのままライトのポジションについた。
その1打席の結果は、ファーストゴロ。
息子は「無回転のボールだった。なんとか(バットに)当てたが、あれはファールだった」と言っているが、これ今回審判は高校生ではないので、それは違うと思う。